借りる・返す

リバースモーゲージの仕組みをキーワードで理解する

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掲載日:2018年11月1日

自宅を担保にすることで金融機関から融資を受けるリバースモーゲージ。
新聞や雑誌などでも目にする機会が増え、今、高齢者の老後資金確保の選択肢の1つとして注目されています。
そこでリバースモーゲージで使われるさまざまなキーワードと仕組みを詳しく解説します。

この記事は3分で読めます!

1. 「リバース」「モーゲージ」とは?

住宅ローンなど、通常のローンは「フォワード(前方の)モーゲージ」と呼ばれます。
返済することによって借入金が減り、担保物件に近づく(抵当権が外れて自由になる)イメージのようです。

一方、リバースモーゲージの「リバース」とは「逆」「後方」を意味し、「モーゲージ」とは「抵当」や「担保」を意味します。
自己名義の自宅を担保にしてお金を借りていき、最終的には売却して返済するシステムです。

2. 自宅を担保に、住み続けながらお金を借りる

リバースモーゲージのメリットは、自宅を担保に、住み続けたままお金を借りることができるという点です。

それでは、リバースモーゲージで覚えておきたいキーワードを説明します。

2.1 担保評価額

担保評価額とは、不動産などの担保物件の価値を金額で表したものです。

金融機関は地価や建築費用、良く似た中古物件価格などを元に担保評価額を計算します。

2.2 融資極度額

担保評価額や返済能力などを考慮し、金融機関が「この金額までならお金をお貸しできます」と示す限度額が「融資極度額」です。

リバースモーゲージの契約者はこの融資極度額の範囲内であれば、何度でもお金を借りたり返済をしたりすることができます。

2.3 根抵当権と抵当権の違い

一般的な抵当権は1つの債権(お借り入れ)に対し、1つ設定され、その債権が弁済(返済)されると消滅してしまいます。

何度も融資や返済を繰り返すリバースモーゲージでは使い勝手が悪いわけです。

そこで、決められた金額(極度額)内であれば何度でもお金の貸し借りができる「根抵当権(ねていとうけん)」を設定するのです。

3. さまざまな借入方式と返済方式

3.1 3つの借入方式

リバースモーゲージの借入方式には大きく3つの方式があります。

【年金方式】
一定の年数にわたって毎月定額を借りていく方式です。生活資金として使いたい場合などに便利です。
【一括方式】
契約時にまとめて借り入れる方式です。借入金を住まいの増改築資金にあてたりする場合に有効です。
【極度額方式】
今すぐに現金の必要はないけれど、必要なときには限度額まで借りられるという方式です。極度額方式の契約を事前にしておけば、必要資金をスムーズに借り入れることができます。

病気やケガ、突然の災害や事故など、万一の事態に備えておきたい場合などに有効です。

3.2 元本一括返済・元利一括返済

リバースモーゲージの一括返済には「元本一括返済」と「元利一括返済」があります。

【元本一括返済の特徴】
一括返済するのは元本部分だけで、使った分の利息分のみを毎月支払っていくのが「元本一括返済」です。
利息部分を支払っておくため、元利一括返済のように総返済額が複利で膨らんでしまうことがありません。
【元利一括返済の特徴】
利息と元本を合わせた額を契約終了時に一括で返済するのが、「元利一括返済」です。

この場合、元本に利息が加わり、複利で増えていくため「総返済額が高額になってしまう」点に注意が必要です。

4. リバースモーゲージで老後生活がより充実!

上手に利用することで、老後のセカンドライフをより充実させるための強力なサポートになるリバースモーゲージ。
キーワードを理解して、内容をよく確認してみてください。

東京スター銀行のリバースモーゲージ「充実人生」は、極度方式で借りたお金の使いみちが自由(※1)。
元本一括方式の返済ですので、お支払いは毎月利息分のみ。

ぜひご検討ください。

  1. ※1事業目的、投資目的は除く

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