リバースモーゲージの基礎知識 −1. 概要 (1)特徴−

2010年10月27日

1. 概要 (1)特徴

リバースモーゲージは、自宅不動産を担保として終身で利用できるシニア層対象の融資制度です。

「リバースモーゲージ」とは聞きなれない言葉ですが、英語でリバース=逆、モーゲージ=抵当/担保 という意味があります。通常の住宅ローンは フォーワード(前方の)モーゲージ(抵当)と表現されて対比されます。なぜ リバース=逆 なのかという理由は、通常の住宅ローンは返済を重ねることで時間と共に借入金が減っていくのに対し、リバースモーゲージは、時間が経つに従って借入残高が増えていくから、ということにあります。ただし、日本における全てのリバースモーゲージが同じというわけではなく、借入残高が増えずに一定のままのものもあります。リバースモーゲージと一口にいっても、商品によってさまざまな特徴があるのです。

まずは、各金融機関が提供するリバースモーゲージの代表的な共通点をあげてみましょう。

各金融機関が提供するリバースモーゲージの共通の特徴

  • 一定の年齢以上の方が融資対象者です。
  • 自己名義の住宅を担保にして融資を行います(抵当権が設定されます)。
  • 契約者の存命中は元金返済が猶予され、亡くなった際に担保物件による返済が可能です。
  • 契約者は、融資実行後も継続して自宅に居住できます。

一般的に、高齢者は定期的な現金収入が少ないので、入ってくるお金より出て行くお金の方が多くなります。不足分は預貯金を取り崩していくことになるのですが、それでも足りない場合や、将来的に足りなくなりそうな場合に、自宅不動産を担保としてお金を借りることができます。売却と異なり、自宅を手放さずそのまま住み続けることができますし、返済期限は通常契約者の死亡時となっています(借入金を一括返済することで、契約者の死亡というタイミングでなく契約終了することも可能です)。

では、商品によって異なる点とはどういったものがあるのでしょうか。 → 1. 概要 (2) さまざまな方式