ダイバーシティ TALK外国籍行員

現在の仕事について

私は2015年1月に東京スター銀行に入行しました。財務企画部のファイナンシャルアナリシス統括に在籍しています。財務企画部の中には各ビジネス部門の担当(個人金融部門、法人金融部門、金融市場部門)がいますが、各ビジネス案件を統合する役割も必要で、私はその中の一員です。株主であるCTBC Bank(正式名称:中國信託商業銀行股份有限公司)は国際会計基準で、当行は日本会計基準なので、現在は月次の定例レポートやビジネスプランなどを、両基準で作成しています。また、CTBC Bank が使っている会計システム「SAP」の導入プロジェクトマネージャーも担っています。SAPにはアセットマネジメント、支払いシステムといったモジュールが4つあり、全社に関係するプロジェクトです。今後の当行の会計システムにどのような効果がもたらされるか期待しています。

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今までのキャリアについて

台湾の大学を卒業後、台湾の監査法人に勤めました。監査法人では、1年間スタッフとして学び、2年目から自分の担当企業を持ちます。入社1年目の後輩スタッフを連れて企業を訪問し監査を実施するのですが、重要なのは、顧客との交渉力・コミュニケーション力と部下・後輩のマネジメント力です。監査法人は学習型の組織ではありますが、誰かが教えてくれるのを待っていたら自分の成長が遅れてしまいます。先輩・上司のやり方を主体的に学んでいくことが必要となり、入社2年目をどのように過ごすかで、3年目の自分の立ち位置が決まります。「成長し実力がついた」と評価されないと3年目から大手企業の担当を任されないのです。大手企業では、様々な会計処理が発生するので、必要となる知識も増やしていかなければ対応できません。自分が成長することでチャンスが広がり、また、責任を負うことによって更に成長できることを実感したことを覚えています。

監査法人の繋がりで、建築材料を造るメーカーに転職しました。その企業には原価計算の概念がなく、コストバランス管理が不適切だったので、適切なコスト設定をするという制度設計を任されました。コストを変動費と固定費に分別することからスタートしたのですが、制度導入により製品ごとにコストが設定でき、市場価格と比較して今の価格設定が正しいのか、競争力があるかを判断し、コスト高の要因も分析できるようになりました。小規模な会社だったこともあり、私と上司の二人で制度設計を行ったのですが、そこでの経験が自分にとって大きなキャリアになりました。

台湾と日本のビジネスの違い

台湾と日本の違いに関してですが、コミュニケーションのとり方、仕事に対する姿勢が異なると思います。東京スター銀行は中途採用の行員が多いので、個人差が大きく個性も強い。もともとのバックグラウンドによってコミュニケーションの取り方、仕事に対する姿勢も異なると思いました。自分は感じたことをすぐに口に出してしまうのですが、それによって、人を傷つけることもあるかもしれないので気をつけるようにしています。日本でのコミュニケーションはとても勉強になっています。

日本と違って、台湾は柔軟性(フレキシビリティ)があると思います。日本では仕事中はあまり話をせず、デスクに向かって真面目に仕事に取り組むことが求められます。自分のプライベートな話はしませんし、仕事に関すること以外はあまり話さない印象を持っています。台湾では朝ご飯を食べながら仕事をしたり、仕事中にプライベートな話をしたり、気軽なコミュニケーションを通して、皆がお互いのことを理解していきます。家族や子どもの話はオープンで、家族の問題も同僚に相談したりしています。もちろん、まじめに仕事はしますよ。同僚とおしゃべりをしている時間は、一時的には時間ロスに感じるかもしれません。しかし、メンバーのプライベートや個性を把握できているので、適材適所の業務配分が行いやすいと感じています。CTBC Bankの企業理念である「We Are Family」が体現されていると思います。

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「We Are Family」のカルチャーについて

皆さん驚かれるかもしれませんが、CTBC Bankでは社員が少しずつお金を積み立て、貯まったお金を使ってアフタヌーンティーの時間を設けたりしています。台湾はデリバリー(出前)が多いので、午後タピオカティーなどを注文して皆で食べたり飲んだりします。誕生会も頻繁に行われていますし、比較的大きい規模で行われる社員旅行もありますよ。イベントへの参加率が悪いとイベント担当者が「場所が悪い」「企画内容が悪い」と批判されてしまうのです(笑)。家族参加もOKなイベントが多く、家族の分も基本的には会社負担、もしくは一部負担です。CTBC Bankでは運動会が行われ、皆さん本気で参加します。運動会で勝つことを目標にしているので、業務終了後に練習をしますし、皆さん真剣なので怖いくらいです。会社イベントに家族も巻き込む、それはCTBC流というより台湾流だと思います。日本も昔はそのような時代もあったようですが、台湾では今も続いています。

今後の目標

常に新しいチャレンジを求めています。いつもやっていることではなく、新しいことをやるのが好きです。プライベートでは、食べ歩き、一人旅、行きつけのお店を持つことにチャレンジしています。趣味はたくさんあって、ボルダリングから山登り、冬の期間はスノーボードを毎週やっていました。今もいろいろチャレンジ中です。

仕事に関しては、格好をつける必要はないと思っています。恥ずかしいと思わず、わからなければ聞く。聞かないほうがもっと恥ずかしいことになってしまいませんか。間違えたら謝れば良いし、頭を下げて頼んでもよいのです。わからないのに格好をつけてわかっている振りをするのは全く意味がないし、格好悪いです。金融業界は始めてで、すごく興味があり学ぶことがたくさんあります。仕事をすると、格好悪いこともあるけれど、それが格好いいと思っています。いろいろな部署で経験を積み、新しいものを勉強してチャレンジしていきたいです。