ダイバーシティ TALKトップメッセージ

ダイバーシティは必然の経営戦略

今の時代、ダイバーシティは企業にとって必要なプロセスだと考えます。マーケットで受け入れられるものを供給するために、意思決定を多様化していく。必然的進化であるべきです。進化とは、必然の実現のようなところがあって、環境に順応した人が生き残っていく。これがダーウィンの進化論です。環境に順応するために、ダイバーシティは必然であって、それができないと進化できない。「進化した者だけが生き残れる」と考え、ダイバーシティはやらなければ生き残れないものだからやるということです。

今後の日本マーケットの変化で一番確実なのが、人口動態の変化です。生産年齢人口(15歳から65歳)が今後20年間で1,350万人減ります。毎年約60万人ずつ減っていくのですが、減っていくのをいったい誰が埋めるか。日本の生産年齢人口の減少を埋めるのは、外国人やシニア、女性の社会進出の加速などでしょう。外国人居住者に対して、きちんとした金融サービスを提供できている金融機関は日本にあるかというと、無いでしょう。そうであれば、我々東京スター銀行はそこを先回りして作っていけば良い。外国人従業員であれば、それは我がことになるので、顧客をより深く理解できるでしょう。ダイバーシティは、マーケットの変化に対して、供給者である金融機関自身が多様化していくこと。そのために行う至極全うな経営戦略であると考えています。ダイバーシティは、科学的に合理的であるからこそやるのです。

東京スター銀行のあるべき姿

2014年に、当行の株主が台湾の民間銀行最大手であるCTBC Bank(正式名称: 中國信託商業銀行股份有限公司)に変わりました。CTBC Bankの傘下に入り、当行は更に加速し、お客さまにとって身近で信頼できる相談相手「Trusted Advisor」になることを目指し取り組んでいます。そこで社会的に当行に求められるのは、お客さまをお客さま以上に知る姿勢と能力、そして金融サービスのプロフェッショナルとしての高い志にもとづいた判断です。最善のサービスを提供しようと努力するなかで、金融機関としても、あるいはひとりひとりの個人としても、当行は最高かつ最善の金融サービスのプロでありたいと思います。

「身近で信頼できる相談相手」になるために、当行がしなくてはいけないことは、金融商品を販売する技術を磨くことよりも、お客さまの目線で考えお客さまをよりよく知る姿勢を持ち、売ることよりも、聞く技術を磨くことです。当行はお客さまの目線で考え行動することを何よりも優先することで、他の金融機関と明確に一線を画したいと思っています。まずお客さまの目線で考え、お客さまをよく知り、お客さまの立場で行動する、これが我々の目指す、東京スター銀行のあるべき姿です。

価値観の共有で変化にチャレンジする

私たちは、今、起きている変化をチャンスと捉え、挑戦をしていきたいと考えています。スピード感をもってチャレンジしていくには、全役職員が同じ価値観を共有し、それぞれが全体最適を意識した上で行動することが重要です。これが私のダイバーシティ観であり、マネジメント観でもあります。全役職員が同じ目線で仕事をすることもダイバーシティの推進です。行員一人ひとりが現場で考えて自分で判断し行動する、自らの仕事の主人公でいられる、そのような会社であるために全力を尽くします。

取締役兼代表執行役頭取 最高経営責任者(CEO)
佐藤 誠治