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不動産担保ローンを賢く使おう!早見表で簡単返済シミュレーション

  • #不動産担保ローン

掲載日:2021年10月29日

不動産担保ローンは多くのメリットを享受できますが、利用するにあたって、「ローンの月々の返済額や返済期間がどれくらいになるのか」などの不安や心配を抱くのではないでしょうか。ここではそんな悩みを解消すべく、不動産担保ローンの返済額や返済期間を自分でシミュレーションするのに必要な知識や、その方法について紹介します。

この記事は6分で読めます!

1. 不動産担保ローンを利用する前には必ず返済シミュレーションを!

不動産担保ローンとは、所有している土地や戸建て、マンション、アパート、別荘、駐車場などの不動産を担保にして、金融機関からお金を借りる有担保ローンのことです。

担保なしで利用できる通常の無担保ローンと比較すると、有担保ローンならではの金利で、かつ借り入れ上限額が高いのが特徴です。また、さまざまな用途で活用できるのが魅力で、マイカーローンや教育ローンなどの借り換え・乗り換えや、複数のローンなどを一本化することに利用されています(ただし、事業性の融資は対象外となる場合があります)。

不動産担保ローンは使い方次第で多くのメリットを享受できますが、利用する前にはローンを滞りなく返済するためのプランをしっかり立てておかなければなりません。どれくらいの金額を借りて、月々いくら返済しなければならないのかについて、事前にシミュレーションが必要というわけです。家計の負担にならない借り入れ可能額がいくらなのかを確認する意味でも、とても重要になります。

2. 返済額早見表で簡単シミュレーションしてみよう

不動産担保ローンの返済額は、借り入れ金額、返済期間、金利といった諸条件によって決められます。
月々の返済額は、「借り入れ金額」と「返済期間」によって変動し、総返済額は金利によって変動します。借り入れ金額が多く、返済期間が短い場合は月々の返済額が多く、借り入れ金額が少なく返済期間が長い場合は月々の返済額が少なくなります。
例えば、年利3.6%で毎月の返済額が一定の「元利均等返済」の場合、借り入れ金額と返済期間ごとの毎月の返済額は以下のようになります。

借り入れ金額別の月々の返済額早見表(年利3.6%で算出)
借り入れ金額 返済期間
5年 10年 15年 20年
500万円 91,182円 49,677円 35,990円 29,255円
800万円 145,892円 79,483円 57,584円 46,808円
1,000万円 182,365円 99,354円 71,980円 58,511円
1,500万円 273,548円 149,032円 107,970円 87,766円
  • この早見表は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 実際のお借り入れ金利は、基準金利に当行所定の審査により決定させていただく調整幅を加えた金利になります。

例えば借り入れ金額800万円で返済期間が5年であれば、月々の返済額は145,892円。借り入れ金額1,500万円で返済期間が20年であれば月々の返済額は87,766円となります。このように月々に返済可能な金額をあらかじめ決めることで、無理なく返済できる借り入れ可能額が分かるので、余裕を持った返済計画を立てやすくなります。

3. 東京スター銀行の返済シミュレーションツールを利用しよう

借り入れ金額と返済期間の目安が既にある方は、実際の返済額がどれくらいになるかをシミュレーションすることで、より具体的にすることができます。不動産担保ローンを取り扱っている金融機関の公式サイトには、無料の返済シミュレーションツールが用意されていることが多いので、それを利用するのも一つの手段です。計算が苦手という方は、返済シミュレーションツールを利用すると良いでしょう。東京スター銀行でも返済シミュレーションをご用意しています。

上記のリンクから、返済シミュレーションで月々の返済額を出すことができます。「お借り入れ希望金額」「お借り入れ金利目安(年率)」「ご融資の期間」を入力するだけなので、簡単10秒でシミュレーション可能です。不動産担保ローンを検討している方は、一度こちらのツールでシミュレーションしておくと良いでしょう。

  • このシミュレーションは参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 実際のお借り入れ金利は、基準金利に当行所定の審査により決定させていただく調整幅を加えた金利になります。

なお、東京スター銀行では「スター不動産担保ローン」をご用意しています。有担保ならではの魅力的な金利で、利用限度額は100万円以上1億円以内、複数不動産の担保設定も可能となっており、「毎月の返済額を少なくしたい方」「複数の借り入れを一つにまとめたい方」に特におすすめです。

東京スター銀行「スター不動産担保ローン」の特長
<特長@>金利を4タイプから選択できる
金利は「変動金利型」および「固定金利型(3年/5年/10年)」の4タイプがあり、返済プランに合わせて自由に選ぶことができます。
<特長A>利用限度額は最大1億円
最大1億円の資金を借りることができるので、ローンの借り換え・乗り換えや複数ローンのおまとめだけでなく、家族の教育資金、結婚資金、自宅のリフォーム資金、セカンドハウスの購入資金、相続税、遺留分の支払いなど、さまざまなシーンで活用できます。ただし、事業資金としては利用することができません。
<特長B>本人以外の名義の物件でもOK
本人以外でも、配偶者、実父母、実兄弟姉妹の所有する不動産であれば担保設定が可能です。

4. まとめ

不動産担保ローンを滞りなく返済するには、無理のないしっかりとした返済計画を立てることが重要です。元利均等返済では、いくら借り入れするか、返済期間をどれくらいにするかによって毎月の返済額が変わってくるため、不動産担保ローンを利用する前には返済シミュレーションを行い、ゆとりのある返済計画を立てられるようにしておくことをおすすめします。

自分で返済金額を計算するのはなかなか難しいですが、シミュレーションツールを使えば簡単に月々の返済額を知ることができます。特におまとめや借り換えの用途で新しいローンを検討されている人は、今よりも月々の返済額は安くなるのか、返済期間は短くなるのかなどの参考になるので、ぜひ一度利用して、検討の材料にしてみてください。

過払い金について
お借り換えの対象となる消費者ローンの金利が、利息制限法の上限を上回っていた場合は、お借り入れ先から過払い金が返還されるケースがあります。詳しくは、お近くの消費生活センター、弁護士会、司法書士会等にご相談ください。
【ご参考】利息制限法の上限金利
元本が10万円未満の場合 年20%
元本が10万円以上100万円未満の場合 年18%
元本が100万円以上の場合 年15%

ただし、上記金利を上回る金利によるお借り入れであっても、お借り入れの期間・内容等によっては、過払い金が発生しないこともあります。お客さまご自身のお借り入れに関する過払い金の発生状況につきましては、お近くの消費生活センター、弁護士会、司法書士会等にご相談されることをお勧めします。

借りすぎについて
お借り入れにあたっては、お客さまの収入と毎月のご返済を考えた計画的なご利用をお勧めします。借金を返すために借金を重ねて、多額の債務をかかえ返済が困難になる多重債務者が増加しています。多重債務でお困りの場合はできるだけ早く、お近くの消費生活センター、弁護士会、司法書士会等にご相談されることをお勧めします。

以上

【ライター情報】
蛯沢 路彦

早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務などを経て独立後、月刊誌「FX攻略.com」の編集長、その版元の株式会社Wa plus代表取締役を務める。退任後、マネー誌やウェブメディアにおいて、金融・経済の分野を中心に執筆活動を続ける。2020年11月、株式会社イノベクションを創業。

早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務などを経て独立後、月刊誌「FX攻略.com」の編集長、その版元の株式会社Wa plus代表取締役を務める。退任後、マネー誌やウェブメディアにおいて、金融・経済の分野を中心に執筆活動を続ける。2020年11月、株式会社イノベクションを創業。

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