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インターネットバンキングとは?できることや利用時の注意点を知っておこう

  • #インターネットバンキング
  • #銀行サービス

掲載日:2023年6月5日

生活にまつわるさまざまなサービスをインターネット上で利用できるようになった昨今、銀行サービスも例外ではありません。普段利用している銀行サービスの大半は、インターネットバンキングで完結できる時代になりました。インターネットバンキングはとても便利である一方で、ネットならではの注意点もあります。当記事ではインターネットバンキングの基本とその注意点を解説し、安全に利用するための情報をまとめます。

この記事は5分で読めます!

1. インターネットバンキングとは?

総務省はインターネットバンキングについて、「インターネットを利用した銀行などの金融取引のサービス」と定義しています。インターネットに接続されたパソコンやスマートフォンなどの端末があれば、銀行の店舗やATMに足を運んだり、営業時間、移動や待ち時間を気にしたりすることなく銀行サービスを利用できます。

インターネットバンキングとネットバンクの違い

インターネットバンキングと混同されやすい言葉として、「ネットバンク」があります。似たような言葉ですが、ここで両者の違いを整理しておきます。

インターネットバンキングは、振り込みや残高照会といった銀行サービスをインターネット上で完結できるサービスのことです。それに対してネットバンクは、実店舗を持たず、インターネットバンキングサービスを提供する銀行のことです。

メガバンクや全国各地にある地方銀行は実店舗やATMを運営しますが、ネットバンクはこれらをほとんど持たず、インターネットバンキングに特化していることが大きな特徴です。

インターネットバンキングとネットバンクの違いについては、「ネットバンクとは?メガバンクや地方銀行との違い、特長を知ろう!」の記事に詳しい解説があるので、より詳しく知りたい方はそちらも併せてお読みください。

2. インターネットバンキングでできること

ここでは東京スター銀行が提供している「東京スターダイレクト」のサービスメニューを軸にインターネットバンキングでできることを紹介します。

  • 残高、明細照会
  • 振込、振替
  • 円定期預金
  • 外貨普通預金
  • 外貨定期預金
  • 投資信託購入、売却
  • 積立投信
  • 借り入れ
  • 各種照会、設定

現金の預け入れや引き出しといった店舗やATMでしかできないこと以外は、ほとんどの銀行取引をインターネットバンキングで完結できると考えてよいでしょう。

3. インターネットバンキングのメリット・デメリット

インターネットバンキングには便利な面がある一方で、気をつけなければならない面もあります。それぞれを項目別に解説していきます。

インターネットバンキングのメリット

いつでもどこでも残高照会・振込が可能
「いつでも」「どこでも」銀行取引ができるのは、インターネットバンキングのメリットです。一部のサービスは時間帯によって取引ができない場合がありますが、基本的には平日および土日祝の24時間いつでもどこでもサービスを利用できます。残高を今すぐ知りたい、すぐに振り込みしたいといった要望を都合のよいタイミングで実現できます(インターネット接続されている場合)。

インターネットバンキングのデメリット

IDやパスワードの入力が必要
インターネットバンキングでは、利用者が本人であることを確認するためのIDとパスワードが必要です。これを忘れてしまうと、たとえ本人であってもインターネットバンキングが利用できず、どうしても思い出せない場合は初期化する手間がかかります。だからといって紙などに書き留め管理を怠っていると、悪意ある第三者に銀行口座を勝手に操作されてしまう可能性があります。IDとパスワードの管理は、インターネットバンキングの安全性を確保する上で極めて重要なので、次項で詳しく解説します。
システムメンテナンス中は利用できない
インターネットバンキングは安全なサービス提供のために、定期的にシステムメンテナンスを行います。このメンテナンスが行われている間は、インターネットバンキングを利用できません。とはいえ、メンテナンスは深夜や連休中など、銀行取引が少なくなる時間帯に行われるのが一般的です。その場合は、ホームページや電子メールなどで銀行から事前に告知されます。

4. インターネットバンキングを利用する際の注意点

インターネットバンキングは、適切な対策をしながら利用すれば安全性を確保できるので、必要以上に不安を感じることはありません。ここでは、利用者が行える適切な対策と、東京スター銀行の安全への取り組みについて解説します。

IDやパスワードを忘れない・厳重保管

IDとパスワードを忘れてしまうと、本人であっても利用することができません(初期化の手続きが必要です)。インターネットバンキングでは「正しいIDとパスワードを入力できること」が、本人であることの証明手段になります。

なお、スマートフォンやパソコンのメモアプリを利用してIDとパスワードを保管することはリスクが高いです。なぜなら、コンピューターウイルス感染などによってスマートフォンやパソコン内の情報が盗み出される可能性があるからです。

対策
IDとパスワードはどう保管するのが適切なのでしょうか?「類推されやすいパスワードにしない」「他のインターネットサービスと同じパスワードを使い回さない」「パスワードを書き留めた場合は厳重に保管」といった対策を心がけたいところです。これらを実践することでインターネットバンキングのセキュリティリスクを大幅に軽減できます。

東京スター銀行のセキュリティ対策

銀行側もさまざまな対策を講じて、セキュリティの強化に努めています。ここでは、東京スター銀行の安全への取り組みを紹介します。

1.スマートフォンアプリ型ワンタイムパスワード
ワンタイムパスワードとは、1回限り使用できる使い捨てのパスワードです。東京スター銀行ではスマートフォンアプリでワンタイムパスワードを生成し、それを入力することで認証する機能を実装しています。60秒ごとに新しく発行されるパスワードであり、時間が経過すると使用不可となることから、セキュリティが高くなります。
2.その他にも万全のセキュリティ体制
東京スター銀行のシステムはセキュリティソフトによって保護され、コンピューターウイルス感染、個人情報の盗難、フィッシング被害などを防止します。このような取り組みにより、顧客の大切な資産が守られています。

東京スター銀行のセキュリティ対策についてもっと詳しく知りたい方はこちら

5. まとめ

それでは、当記事のまとめです。インターネットバンキングとは、オンライン上で利用できる銀行サービスのことです。銀行へ足を運ぶ必要はなく、利用できることが最大のメリットですが、セキュリティ対策を施す必要があります。銀行側でもセキュリティ対策を利用しながら、自らも対策をしっかり行うことで安全に利用することができます。

東京スター銀行のインターネットバンキング「東京スターダイレクト」は、使い勝手のよさと万全のセキュリティ体制を確立しています。口座開設をされた方は無料でご利用いただけるので、インターネットバンキングに興味がある方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

以上

【ライター情報】
蛯沢 路彦

早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務などを経て独立後、月刊誌「FX攻略.com」の編集長、その版元の株式会社Wa plus代表取締役を務める。退任後、マネー誌やウェブメディアにおいて、金融・経済の分野を中心に執筆活動を続ける。2020年11月、株式会社イノベクションを創業。

早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務などを経て独立後、月刊誌「FX攻略.com」の編集長、その版元の株式会社Wa plus代表取締役を務める。退任後、マネー誌やウェブメディアにおいて、金融・経済の分野を中心に執筆活動を続ける。2020年11月、株式会社イノベクションを創業。

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