借りる・返す

カードローンを一括返済する方法は?必要な手続きと注意点を解説

  • #カードローン
  • #借り換え

掲載日:2023年9月25日
最終更新日:2026年1月26日

「カードローンを一気に返済してスッキリしたい」「利息を減らすために早く返済したい」と考える方は少なくなく、実際に一括返済は利息負担を大きく減らせる有効な方法です。
一方で、一括返済には事前の連絡が必要だったり、手数料が発生したりする場合があるなど、知っておくべき注意点もあります。

本記事では、一括返済の仕組みやメリット・デメリット、必要な手続き、返済をスムーズに進めるコツ、一括返済できない場合の対処法などをわかりやすく解説します。

この記事は8分で読めます!

1. カードローンの一括返済とは

カードローンの一括返済とは、借り入れの残高と、その日までに発生している利息のすべてを、一度にまとめて返済することです。これにより、それ以降の利息負担をなくし、完済することができます。
まずは、一括返済が約定返済や繰上返済とどのように異なるのか、その仕組みについて見ていきましょう。

1.1 カードローンの約定返済と一括返済の違い

約定返済と一括返済の違い

約定返済(やくじょうへんさい)とは、毎月決められた期日に、決められた金額を支払う仕組みです。返済額には元金と利息の両方が含まれていますが、返済開始当初は利息の割合が大きく、元金の減り方がゆるやかであることが一般的です。そのため、返済期間が長いほど、支払う利息の総額も増えていきます。

これに対し、一括返済は、借入残高の全額をまとめて一度に返す方式です。返済期間を一気に短縮できるため、この日以降に発生する予定だった利息をカットでき、利息を最も効率的に減らすことができます。

1.2 カードローンの一括返済と繰上返済の違い

一括返済と繰上返済の違い

一括返済は、借入残高と日割り計算された利息のすべてを返済する方法です。これに対し、繰上返済は、「元金の一部だけ」を約定返済とは別に、先に返す方法です。
どちらも元金を減らすことで、将来発生する利息を減らす効果がありますが、借入残高がゼロになる一括返済のほうが、返済総額の軽減効果は大きくなります。

1.3 カードローンの一括返済を利用できるタイミング

多くのカードローンは、契約期間中であればいつでも一括返済が可能です。

ただし、銀行振込・ATM・インターネットバンキングなどそれぞれの返済方法によって受付時間が異なる場合があるため、事前に金融機関のウェブサイトなどで確認しましょう。また、返済日が1日違うだけで、日割りで計算される利息額が変わってくる点にも注意が必要です。

2. カードローンを一括返済するメリット

カードローンを一括返済するメリット

カードローンを一括返済すると、金銭的にも心理的にも余裕ができ、利息負担が減らせるなどのメリットがあります。ここでは主な3つの特徴を見ていきましょう。

2.1 返済総額を減らせる

カードローンの利息は日割りで計算されるため、返済期間を短縮できる一括返済は、利息負担を大幅に抑える効果的な方法だといえます。一括返済を行えば、今後支払う予定だった利息をまるごとカットできるため、結果として返済総額を最も効率的に減らすことが可能です。

2.2 返済の手間がなくなり、心理的負担が軽くなる

毎月の返済日を気にしたり、「今月の返済額はいくらか」と管理したりする手間がなくなり、借金がなくなったことによる精神的な負担が大幅に軽くなります。また、毎月の返済がなくなるため家計管理もシンプルになり、今後、住宅ローンなどの他のローン審査を受ける際にも、借入状況を整理した状態でのぞむことができます。

2.3 利用可能枠が回復し再借入が可能になる

完済すると、カードローンの利用可能枠(限度額)が元に戻ります。これにより、万が一急な出費があった場合でも、再度借り入れが可能な状態が維持されます。ただし、再度借り入れを行った場合は返済負担も再び増えてしまうため、必要性を慎重に判断することが大切です。

3. カードローンを一括返済するデメリット

カードローンを一括返済するデメリット

カードローンの一括返済は、利息負担を減らす効果的な方法ですが、実行するにあたってはいくつかのデメリットも存在します。一括返済後に後悔しないためにも、必要な手数料や手元資金の確保など、デメリットも事前に把握しておくことが大切です。

ここでは、カードローンの一括返済を行う際に理解しておくべきデメリットについて解説します。

3.1 返済に必要な手数料がかかる場合がある

一括返済には、以下のような手数料がかかる場合があります。

一括返済にかかる手数料

  • 銀行振込を利用する場合の振込手数料
  • 提携ATMを利用する場合のATM手数料

事前に手数料の有無と金額を確認し、返済総額と比べてメリットがあるかを確認しましょう。

3.2 まとまった資金が必要になる

一括返済は、借入残高すべてを一度に支払うため、まとまった資金が必要になります。一括返済によって手元資金の余裕がなくなり、急な病気や事故などが起きた際の出費に対応できなくなる可能性があるため、無理のない範囲で、生活費を確保したうえで実行することが重要です。

3.3 手続きに手間がかかる場合がある

一括返済は通常の分割返済と異なり、事前に金融機関への連絡が必要です。具体的には、正確な返済金額の確認や返済日調整、振込手続きなどが必要となり、手間がかかる場合があります。

金融機関によって返済方法や手続きのフローが異なり、支払い方法にもATM・窓口・振り込みなど多様な手段があるため、事前に確認することが必須です。また、返済日が1日違うだけで利息額が変わるため、正確な返済額の把握も重要となります。

4. カードローンを一括返済する手順

カードローンの一括返済は、通常の約定返済とは異なる手続きが必要です。事前に正確な情報を把握しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。ここでは、一括返済の流れについて解説します。

4.1 返済金額と返済日の確認をする

返済日をいつにするかによって利息額が変動するため、問い合わせの際に返済日を伝えて、正確な金額を確認することが賢明です。一括返済を行う際は、借入残高だけでなく、その時点までの日割り利息を加えた正確な返済金額をカードローン会社に問い合わせましょう。この確認は、会員ページ、または電話窓口で可能です。

4.2 返済手段を選ぶ

一括返済の方法は金融機関によって異なりますが、一般的にはATMからの入金や振り込みによって手続きを行います。ATMを利用する際には、硬貨が取り扱えるかどうかといった制限を事前に確認し、端数を過不足なく入金できるよう注意が必要です。また、金融機関によっては、この端数を利息・手数料のかからない「無利息残高」として扱い、実質返済不要とするケースもあります。事前に端数の取り扱いや手数料の有無を確認し、どの方法が最もコストを抑えられるかを比較したうえで返済手段を選びましょう。

5. 一括返済が向いている方・向いていない方

一括返済はすべての方にとって最適な方法とは限りません。ご自身の収入や手元資金の状況、将来の計画に合わせて検討することが大切です。ここでは、一括返済が向いている方の特徴と、向いていない方の特徴を具体的に解説します。

5.1 一括返済が向いている方

一括返済は、収入が安定していて、借入残高を一括で支払っても生活資金に影響が出ないまとまった資金を用意できる方に向いています。また、利息負担を少しでも早く減らし、毎月の返済から解放されたいと考え、心理的負担を解消したい方にも有効です。さらに、近い将来に住宅ローンなどの他のローン審査を控えており、信用情報をきれいにしておきたい方にとっても、一括返済はメリットとなる可能性があります。

5.2 一括返済が向いていない方

一括返済は、まとまった資金を支払うことで手元資金が不足する可能性がある方には向いていません。急な病気や失業など、予期せぬ事態に対応できなくなるリスクがあるためです。また、一括返済によって、家賃・公共料金・税金などの他の支払いに遅れが出る可能性がある方も、無理をして一括返済をすべきではありません。複数の借り入れがある場合は、まずは一括返済ではなく、返済計画の抜本的な見直しや、金利の低いおまとめローンなどへの借り換えが必要なケースもあります。

6. 利息の計算方法

カードローンの利息は、基本的には以下の基本式で日割り計算されます。

カードローンの利息の計算式

利息=借入金額×金利(年率)×借入日数÷365日(うるう年は366日)

この計算式からわかるように、利息は「借入金額」「金利」「借入期間」によって決まります。特に「借入期間」が長いほど利息が増えます。

そのため、毎月の借入残高に応じて利息が日割りで計算されるカードローンにおいては、早期に元金を返済することが、返済総額を減らす効果的な手段となります。

7. すぐに一括返済できない場合の対処法

まとまった資金が用意できず、すぐに一括返済ができない場合でも、返済負担を減らす方法はあります。一括返済にこだわらず、無理なく継続できる方法を見つけましょう。

すぐに一括返済できない場合の対処法

7.1 返済額を増額して元金を減らす

毎月の約定返済額を増やしたり、任意で繰上返済を行ったりすることで、一括返済ができなくても元金を効率的に減らせます。返済負担が無理のない範囲で、できるだけ早く元金を減らす工夫をすることで、返済総額の軽減につながるのです。

7.2 借り換えを行う

現在のカードローンよりも金利の低いカードローンやおまとめローンへ借り換えることで、利息負担を軽減できる可能性があります。審査に通る必要はありますが、一括返済が難しい場合の現実的な選択肢となります。特に複数社から借り入れている場合は、おまとめローンを検討するメリットは大きいでしょう。

7.3 返済シミュレーションを活用する

各金融機関が提供している返済シミュレーションを活用することで、返済額を増やした場合の完済時期や利息の軽減効果が可視化でき、最適な返済方法を見つける助けになります。一括返済の最適なタイミングや、増額返済の具体的な効果を確認する際にも有効なツールです。

8. カードローンの一括返済におけるポイント

カードローンの一括返済における注意点

カードローンを一括返済する場合には、資金繰りや将来の計画に影響を与えないように注意する必要があります。以下の点に気をつけましょう。

8.1 日常生活に支障が出ない金額にする

一括返済の返済額は、日常生活に支障が出ない金額にすることが大切です。また、結婚・出産・育児・家の購入などといったライフイベントを予定している場合は、その資金を除いた額を一括返済にあてるのがおすすめです。資金を確認し一括返済が難しいと判断した場合は、一括返済のタイミングをずらすか繰上返済にとどめておきましょう。

8.2 カードローンの解約を検討する

一括返済後、当面はカードローンを利用する予定がないのであれば解約することをおすすめします。なぜなら、新たにほかのローンを申し込む際、カードローンの借入可能枠を保有していると「いつでも借り入れができる状態」とみなされ、審査に影響をおよぼすことがあるからです。繰り返し借り入れすることを避けたい場合も、解約を選択肢に入れましょう。

また、住宅ローンを利用する際などに、完済した事実の証明として「完済証明書」の提示を求められることがあります。今後住宅の購入を予定しているなら、完済証明書を発行してもらうことをおすすめします。

9. 一括返済は利息を減らす有効な方法

一括返済には「返済総額を減少させられる」「カードの利用限度額に余裕ができる」といったメリットがありますが、一時的に手元資金が大きく減少するなどのデメリットもあります。メリット・デメリットを踏まえて、一括返済の利用を検討してみてください。

また、一括返済をしても、カードローンのサービスを利用できなくなるわけではありません。必要に応じて、再度お金を借りることができます。ただし、使いすぎるとまた返済負担が大きくなってしまいますので、一括返済後はローンに頼りすぎるのは避けて、計画的に利用するように心掛けることが重要です。

「一括返済は難しいが返済負担を減らしたい」という方は、おまとめローンなどほかの選択肢を検討する方法もあります。複数社から借り入れをしている方は特に、おまとめローンを利用することで返済負担を軽減できる可能性があるため、一括返済だけでなく、ほかの選択肢も視野に入れて完済を目指しましょう。

  1. ※1おまとめ後の返済状況によっては、おまとめしない場合と比較して利息の総支払額が減らない可能性があります。特に、ご利用中のローンの平均お借入金利がおまとめ後の適用金利(年率9.8%~14.6%)以下の方は慎重にご検討のうえお申し込みください。
  • 本記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
    お問い合わせ先などの情報や掲載内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
  • 当行は、細心の注意を払って情報を掲載しておりますが、記事内容の正確性、信頼性、最新情報等であることに関して保証するものではございません。

この記事は役に立ちましたか?
当サイトの改善のため評価お願いいたします。

関連記事

おすすめ情報