用語集
小切手(ごぎって)
小切手とは、支払いを約束する有価証券で、指定された金額を支払うよう銀行に指示するものです。
通常、商取引や大きな金額の支払いに使用されます。小切手を振り出す側は「振出人」と呼ばれ、受け取る側は「受取人」と呼ばれます。振出人は、支払う金額と受取人を指定し、銀行に支払いを指示する役割を果たします。小切手は現金の持ち運びリスクを避け、紛失時に支払いを止められ、偽造リスクも低い安全な支払い手段です。
小切手を引き換えるには、受取人が銀行に持参し、本人確認を経て指定の金額を引き出す手続きを行います。受取人が自分の口座に振込を依頼する場合もあります。
小切手を振り出すには、まず銀行で当座預金口座を開設し、必要な資金を預け入れ、取引銀行と当座勘定契約を結ぶ必要があります。受取人の引き換えによって、振出人の当座預金口座から指定された金額を引き落されます。
2026年めどに約束手形・小切手の利用廃止をめざすという政府の決定に基づき、従来の紙の小切手はなくなり、小切手の電子化・電子決済システムへの移行は徐々に進行しています。