用語集
マイナンバー(まいなんばー)
マイナンバーとは、日本の全住民一人ひとりに割り振られる12桁の個人識別用番号のことです。
正式名称は「社会保障・税番号制度」です。社会保障、税務、災害対策の分野で行政手続きの効率化や利便性向上を目的に利用されます。日本では、これまで各行政機関が個別に情報を管理していたため、手続きが煩雑で、情報の連携や確認に多くの時間とコストがかかっていました。また、所得の把握が十分に行き届かず、税や社会保障における不公平さが課題となっていました。
マイナンバーの導入により、行政機関が情報を共有しやすくなり、手続きの簡略化や不正受給防止が図られるとともに、災害時に迅速な支援を提供する基盤としても期待されています。
2016年から運用が開始され、個人情報の保護を重視しつつ、年金や税務申告などの手続きで活用されていますが、不正利用や情報漏洩のリスクもあるため、適切な管理が求められます。