「ブルベア」ファンドとは

  • お金の増やし方
  • 2018.11.29
「ブルベア」ファンドとは 「ブルベア」ファンドとは
投資信託は、商品のバリエーションの多さが魅力のひとつです。
バリエーションを語る際、海外債券や新興国株式、REIT(不動産投資信託)といったように投資対象の違いを引き合いに出すことが多いのですが、インデックス型やアクティブ型といった運用手法で分類することもあります。
運用手法には、特殊運用型と呼ばれるものがあり、その代表格が今回のテーマ「ブルベア」です。「ブルベア」と聞いて、すぐにピンと来た方はなかなかのファンド通。
どこかの海外ブランド?と思われた方もご安心ください。
そんなに一般的なファンドではありません。特殊運用型という言葉のとおり、ブルベア型ファンドはある種、マニア心をくすぐる商品タイプですが、ジワジワと人気が出ているようです。

1. 「ブルベア」の意味

いったい「ブルベア」って、どんな意味の言葉なのでしょうか。

実はブルは「雄牛」のことで、ベアは「熊」。


単純な英語の組み合わせです。金融業界で使われる専門用語で、「ブル」は角を下から上へ振り上げて攻撃することから上昇相場の象徴、「ベア」は爪を上から下へ振り下ろして攻撃するので下落相場の象徴を表します。

このあたりのセンス、なんとなく“投資の世界”が感じられますね。

ブルベア型ファンドはブル型ファンドとベア型ファンド、2種類の総称です。

2つの値動きは正反対で、ブル型は上昇相場で大きく利益が出て、ベア型は下落相場で利益が出るのが特徴です。ここで“はてな?”と思う方もいるかもしれません。

上昇相場で利益が出るのはわかるけれど、下落相場で利益ってどういうこと?・・・


解説しましょう。

ブルベア型ファンドが他のファンドと違うのは、株価指数などの先物取引を活用するところ。先物取引では、買ってから売るだけではなく、先に(高く)売ってから(安く)買い戻すこともできるため、相場が下降する時でも利益を得ることができるのです。

例えば日経225先物に投資するベア型ファンドでは、日経平均の下落相場で利益を得られるように設計されています。

また、レバレッジ(てこ)を効かせて、指数の動きに対して2倍、3倍と基準価額が変動するよう運用するブルベア型ファンドもあり、より高いリターンをねらうことが可能です。

2. どんな投資家に向いているのでしょうか?

ブルベア型ファンドの魅力は、一般的なファンドにはない投資成果が期待できる点。

日経平均株価と同じ方向に連動するファンドを保有していて、この先相場が下落すると思った場合、売却することしかできませんが、日経平均株価のベア型ファンドならば、下落すると思った場合でもこのファンドを購入することで利益をねらうことができます。

逆に上昇するなと思ったら、レバレッジの効いたブル型ファンドでより高い利益を目指すこともできるので、相場観をお持ちの方は、興味を惹かれるのではないでしょうか。

他にも、ブルベア型ファンドは単独で持つだけではなく、一般のファンドと組み合わせてリスクを抑える使い方もできます。先ほどの日経平均株価で言えば、日経225のインデックスファンドに投資しながら、日経225のベア型ファンドを併せ持つことで、インデックスファンドが下落したときでも、損失を軽減するリスクヘッジ効果が働きます。

注意していただきたい点としては、ブルベア型ファンドは一般のファンドと違ったリターンが期待できる半面、値動きの幅が大きくリスクが高い商品である、いうことがあります。

値動きの傾向も他のファンドとは異なるので、ご自身の相場観で特定の期間、短期投資をする際に活用したい投資信託です。

つまり、ある程度投資慣れした、上級者向けのファンドだと言えるでしょう。

じっくりと長期的な資産運用を一般的なファンドで進めながら、時々は相場見通しを試してみる。ブルベア型ファンドは、ここぞという時のツールとして機敏に使いこなしたいものですね。




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