無担保ローンとは?初めての借り入れの前に知っておきたいこと
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- #お金を借りたい
掲載日:2021年4月16日
初めてローンを利用しようと考えたとき、どんな条件や手続きが必要なのか、見当がつかないものですよね。
ひょっとしたら「無担保ローン」という言葉を見聞きしたことはあるけれど、それがどんな内容か分からない、といった人もいるでしょう。
近年はテレビCMなどで各種ローンの宣伝を目にする機会が多く、身近な存在になってはいますが、その詳しいところは分からないものです。
そこでこの記事では、無担保ローンについてまとめていきます。
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1. 無担保ローンとは
無担保ローンとは、文字通り担保を用意することなく利用できるローンのことです。そもそも担保とは、債務者(借りる人)がお金を返済できなくなった場合に備えて、あらかじめ債権者(貸す人)に提供しておくもののことで、保証人などの人的担保や、質権・抵当権などの物的担保があります。住宅ローンなど、大きな金額を借り入れする際に必要となる場合が多いです(これを有担保ローンと呼びます)。
それに対して無担保ローンは、そうした担保は必要なく、また借り入れまでに要する時間が短いという特徴があります。そんな無担保ローンには、さまざまな種類があります。以下に、主な借入先と、ローン商品をまとめます。
1-1. 無担保ローンを提供する業種とローンの種類
無担保ローンを提供する金融機関は、主に「銀行系」「信販・クレジット系」「消費者金融系」に大別できます。なお、銀行系は銀行法、それ以外(ノンバンク)は貸金業法が適用されます。両者の大きな違いは「総量規制」(借入限度額など、借りすぎを予防するルール)で、ノンバンクはその対象となります。また、無担保ローンを含む各種ローンには、さまざまな商品特性があります。代表的なローンの種類を、以下にまとめます。
- <カードローン>
- 借入専用の商品で、発行されるカードではお金を借りることのみが可能です。借入金の用途が限定されることなく、自由に使うことができます。契約時に借入限度額が設定され、その範囲であればいつでも何度でもATMから引き出したり、ネット経由で自分の口座に振り込んだりすることができます。
- <フリーローン>
- カードローンとは異なり、お金を一度にまとめて借り入れするタイプの商品です。用途は自由(事業資金や投資は不可)ですが、申し込みの際に借入金の用途の申告が必要となる場合もあります。
- <目的ローン>
- 契約時に定める目的にのみ、お金を使えるタイプの商品で、用途を証明する書類が必須となります。用途が制限される分、カードローンより金利が低く設定されるのが特徴です。教育費用やマイカー費用、旅行費用やブライダル費用などに利用できるのが一般的です。
- <キャッシング>
- クレジットカードに付帯したキャッシングサービスを指し、ATMでお金を借りることができます。カードローンと比較すると、限度額はあまり多くなく、カードローンよりも金利は高めに設定されます。
- <ショッピングリボ>
- ショッピングをリボルビング払いで行うことです。リボルビング払いとは、利用金額や件数にかかわらず、あらかじめ設定した一定金額を月々返済する方法です。
- <おまとめローン>
- 複数社からの借り入れを、一本化するローンです。それまでよりも金利や月々の返済額を抑えることが可能な場合があり、また返済の管理がしやすくなります。
2. 無担保ローンの特徴とメリット・デメリット
無担保ローンは便利な存在ですが、お金を借りるからには、その特徴を把握しておくことが重要だといえます。ここでは、無担保ローンの特徴を挙げながら、メリットとデメリットに分類していきます。
2-1.メリット
- 1お金を借りられるまでのスピードが早い
消費者金融系は最短1時間で、信販・クレジット系は最短翌営業日で、銀行系は最短で約1週間など、有担保ローンと比べスピーディーに借り入れできます。すぐに現金が必要、という方におすすめです。
- 2シーンを選ばずに利用できる
カードローンやフリーローンなど目的を申告する必要のないローンについては、借入金を自由に使うことができます。また、目的が設定されているローンに関しても、大きな出費となる車や教育、ブライダルなど、シーンに合わせて商品が用意されているので安心です。ただし、自由に使えるローンは、用途が制限されるローンよりも金利が高く設定されます。
2-2.デメリット
- 1有担保に比べ審査基準が高めに設定されている場合が多い
無担保であるからといって、無条件でお金を借りられるわけではありません。個人の信用情報(返済能力や過去の借り入れの履歴など)により審査が行われます。信用情報によっては、審査を通過しない場合もあります。
- 2有担保ローンよりも金利が高い
有担保ローンと比較して、無担保ローンは金利が高めに設定されています。年率で見ると、一般的に有担保ローンが1%〜10%であるのに対して、無担保ローンは3%〜最大18%となります。

3. 無担保ローンを借りる際は目的を明確にしよう
無担保ローンを利用する場合には、目的や用途を明確にした上で、それに合ったローンを利用するのが賢い方法です。
以下では、借り入れの目的に対して、どのローンがあっているのか、例を見ていきます。
- <目的①>今後の資金需要にあらかじめ備える
- 引越しや車の購入、教育費など、様々な資金需要は考えられる。しかし、具体的なローンの使用先は決まっておらず、借り入れ可能な分だけ確保して安心したいという状況であれば、カードローンが適しています。借り入れの枠ができても、実際に借り入れを行わなければ、返済はありませんので、急な資金需要への備えとして利用できます。
- <目的②>複数の借り入れをまとめる
- 複数の借り入れを一本化して、金利や返済額を抑えたいなら、銀行系のおまとめローンが適しています。一本化により毎月一定金額を返済することによって確実かつ計画的に返済することができ、ご自身のキャッシュフローの見直しにも最適です。
4. 東京スター銀行の無担保ローンラインナップ
東京スター銀行では、さまざまなタイプのローンを用意しています。目的や用途に合わせて、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
商品名 | 特徴 |
---|---|
スターカードローン | お使いみちは自由。限度額は10万円以上1,000万円以下で、限度額内なら何度でも利用可能です。お申し込みはインターネットで完結します。ATMやインターネットバンキングによりお借り入れいただけます。年率は1.5%〜14.6% |
おまとめローン | お申し込みはインターネットで完結します。複数あった返済日を月1回にまとめられるので、返済日の管理がしやすくなり、完済の目処が立ちやすくなります。仮審査期間は最短2日、最高借入額は1,000万円です。年率は9.8%・12.5%・14.6%のいずれか
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スターフリーローン | お使いみちは自由。お申し込みはインターネットで完結します。ご融資金額は10万円以上1,000万円以下、ご融資期間1年以上10年以下でご利用いただけます。年率1.5%〜14.6% |
スターマイカーローン | お使いみちはマイカー資金関連。お申し込みはインターネットで完結します。ご融資金額は10万円以上500万円以下、ご融資期間1年以上10年以下でご利用いただけます。年率1.5%〜3.8% |
スター教育ローン | お使いみちは教育資金関連。お申し込みはインターネットで完結します。ご融資金額は10万円以上500万円以下、ご融資期間1年以上10年以下でご利用いただけます。年率1.5%〜3.8% |
スターリフォームローン | お使いみちはリフォーム資金関連。お申し込みはインターネットで完結します。ご融資金額は10万円以上500万円以下、ご融資期間1年以上10年以下でご利用いただけます。年率1.5%〜3.8% |
スターワンバンクローン(不妊治療サポートタイプ) | 不妊治療を受けているご夫婦向けのローン。治療費をはじめお使いみちは自由で、限度額は100万円です。年率は7.8% |
- ※年率は保証料を含みます。2021年5月31日時点の情報です。
各種商品の商品詳細につきましては、下記リンクをご参照ください。
【ローンの商品のお申し込みをご検討されているお客さまへ】
- <過払い金について>
- お借り換えの対象となる消費者ローンの金利が、利息制限法の上限を上回っていた場合は、お借り入れ先から過払い金が返還されるケースがあります。詳しくは、お近くの消費生活センター、弁護士会、司法書士会等にご相談ください。
- <ご参考−利息制限法の上限金利>
- 元本が10万円未満の場合 年20%
元本が10万円以上100万円未満の場合 年18%
元本が100万円以上の場合 年15%
(ただし、上記金利を上回る金利によるお借り入れであっても、お借り入れの期間・内容等によっては、過払い金が発生しないこともあります。お客さまご自身のお借り入れに関する過払い金の発生状況につきましては、お近くの消費生活センター、弁護士会、司法書士会等にご相談されることをお勧めします。)
- <借り過ぎについて>
- お借り入れにあたっては、お客さまの収入と毎月のご返済を考えた計画的なご利用をお勧めします。借金を返すために借金を重ねて、多額の債務をかかえ返済が困難になる多重債務者が増加しています。多重債務でお困りの場合はできるだけ早く、お近くの消費生活センター、弁護士会、司法書士会等にご相談されることをお勧めします。
(基準日:2021年4月16日)
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