ボーナスを運用して
資産をふやす法則
- #資産運用
- #ボーナス
掲載日:2018年11月1日

私たちにとって多少なりとも資産運用について考えるキッカケを与えてくれるボーナス。
最近では年に1回だけという企業も増えてきましたが、それでもやはりボーナスのスタンダードは年に2回、なかでも冬のボーナスは来年を占う意味でも重要です。
どんな資産運用をスタートさせるか、未来に向かって何かをはじめるということは、それだけでもワクワクし、身も心も引き締まる思いになります。
今回はボーナスを運用して資産をふやす法則をご紹介します。
この記事は4分で読めます!
1. 資産運用の王道
1.1 複利運用でお金を効率的に
ふやす
ボーナス運用、つまり、資産運用には王道というものがあります。
お金をふやす法則といっても過言ではない大切な方程式があるのです。
それは、
より高い金利 × より長い期間 = お金持ち
です。
当たり前のことですが、高い金利で、長い間預けることができれば、たくさんの利息が得られます。
ましてや利息が利息を生む、「複利運用」であれば、お金は効率的にふえていきます。
かのアインシュタインは、複利こそが人類最大の発明だといいました。
たとえば毎年3%の利息がつく運用を、100年間複利運用することができたら、
1.03×1.03×1.03×・・・(全部で100回)・・・ × 1.03 = 19.2186319808562
資産は19倍以上に膨れ上がる計算になります。
100年というのは極端に聞こえるかもしれませんが、資産運用を親・子・孫・・・と代々続けることで、いかに資産を守り育てるかというのは、世界中のお金持ちが考え、実行していることです。
資産運用の智恵は親から子、子から孫へと受け継がれていくことで、より効果を発揮するのです。
金利 | 100年 |
---|---|
1% | 2.7倍 |
2% | 7.2倍 |
3% | 19.2倍 |
4% | 50.5倍 |
5% | 131.5倍 |
6% | 339.3倍 |
7% | 867.7倍 |
8% | 2,199.8倍 |
9% | 5,529.0倍 |
10% | 13,780.0倍 |
年数 | 金利5% |
---|---|
10年 | 1.6倍 |
20年 | 2.7倍 |
30年 | 4.3倍 |
40年 | 7.0倍 |
50年 | 11.5倍 |
60年 | 18.7倍 |
70年 | 30.4倍 |
80年 | 49.6倍 |
90年 | 80.7倍 |
100年 | 131.5倍 |
いかがでしょうか。
10%や100年といった現実味のない数字が並んではいますが、このように、金利が高いほど、期間が長いほど、運用成果が大きく伸びていくことがわかります。
1.2 年代別の視点でマネープランを立てる
資産運用に長けている人ほど、高金利で長期運用というお金持ちになるための鉄則をよく知っているのです。
一般的には10年や20年の資産運用ですら長く感じるようですが、思えば21世紀になり約20年が経過しようとしています。
50歳の人にとって20年後は70歳です。まだまだ元気にリタイア生活を楽しんでいらっしゃるところでしょう。
何十代のためのマネープランか、という視点で考えると、60歳でも70歳でも、まだまだ10年単位でプランを立てる必要があるといえます。
ましてや20代、30代であれば、数十年単位での運用はごく当たり前です。
2. 資産運用の鉄則を理解する
2.1 資産運用の鉄則
日本は長引く低金利に不景気で、資産運用の環境としてあまり良い状況ではありませんが、海外に目を向けるとまだまだ日本に比べて高金利、あるいは高成長が期待されている国があります。
外貨預金で少しでも高い金利でより長く預けるという考え方もあるでしょうし、成長著しいアジアなどの新興国へ、腰をすえて長期投資するという考え方もあります。
いかにして、より高い金利、利回り、リターンを、しかも長い期間運用できるか、たったこれだけのシンプルな考え方が、お金持ちになるための、資産運用の鉄則なのです。
2.2 高利息と早期運用開始の効果
ここで、1つ問題です。
30歳から39歳までの10年間、年に10万円ずつ積み立てながら、ずっと年5%で運用を続けたAさんと、
40歳から59歳までの20年間、年に10万円ずつ積み立てながら、ずっと年5%で運用できたBさんとでは、
60歳になった時点でどのような結果が、違いが生じているか、想像できますか?
Aさんは10万円×10年=100万円を元手に、合計で30年間運用しました。
Bさんは10万円×20年=200万円を元手に、合計で20年間運用しました。
さて、60歳になった時点の2人の資産残高(税引前)は、
Aさん 350万円
Bさん 347万円
となるのです。
驚きです。積み立てた金額が半分にも関わらず、早くから運用を始めたAさんのほうが、資産が大きく殖えています。
つまり、私たちがよりよい資産運用を目指す場合に考えなければいけないことは、
少しでも高い利回り × 少しでも早く運用開始 = お金持ちへの第一歩
これに尽きるのです。
少しでも早く始めること、そして、数ある金融商品の中から、少しでも高い利回りが期待できるものを選ぶこと、しかしそれをズバリ当てることは難しいので、最初からいくつか性質の異なる商品に分散して運用すること、こうした工夫によって、Aさんになれる可能性が高まるのです。
今年のボーナスが、お金持ちへの第一歩となることを、心からお祈り申し上げます。
- ※本記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
お問い合わせ先などの情報や掲載内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。 - ※当行は、細心の注意を払って情報を掲載しておりますが、記事内容の正確性、信頼性、最新情報等であることに関して保証するものではございません。