ネットバンクとは?メガバンクや地方銀行との違い、特長を知ろう!
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掲載日:2022年10月28日
近年、利便性の高さや有利な利用条件などの理由から、ネットバンクのシェアが拡大しています。しかしネットバンクを利用したことがない方にとっては未知の存在で、どんなメリットがあるのか、どう利用すればメリットを活かせるのかなど分からないことが多いでしょう。そこで本記事では、ネットバンクとネットバンク以外の普通銀行(メガバンクや地方銀行等)との違い、ネットバンクの選び方などについて解説します。
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1. ネットバンク(ネット銀行)とインターネットバンキングは違う?
ネットバンクとインターネットバンキングは名称こそ似ていますが、全くの別物です。ネットバンクは実店舗や自行のATMをほとんど持たず、インターネット上でサービスを提供する「銀行」のことです。それに対してインターネットバンキングは、銀行が提供するインターネット上のWebやアプリの「サービス」です。メガバンクをはじめ、地方銀行など多くの銀行でもインターネットバンキングを利用することが可能で、これらの銀行が提供しているサービス自体には、それほど大差はありません。
ネットバンク | インターネット上での取引に特化している銀行 |
---|---|
インターネットバンキング | 銀行が提供する、Webやアプリの「サービス」 |
2. ネットバンクとネットバンク以外の普通銀行の違いは?
先ほど「ネットバンク以外の普通銀行」と表現しましたが、このネットバンク以外の普通銀行とはメガバンクや全国各地にある地方銀行などのことを指します。地域の金融機関としては、地方銀行だけでなく信用金庫や信用組合もありますが、これらは会員や組合員向けに金融サービスを提供することを目的としており、普通銀行とは位置づけが異なります。
ネットバンクと、ネットバンク以外の普通銀行の違いを比較表にすると、以下のようになります。
ネットバンク | ネットバンク以外の普通銀行 | |
実店舗 | ほとんど持たない | 営業エリア内に実店舗を展開 |
自行ATM | 自行のATMをほとんど持たない | 自行のATMを展開 |
入出金 | 他行、コンビニATMなど提携ATMで行う | 自行店舗、自行ATM、提携ATMで行う |
取引履歴照会 | 主に Web、アプリで行う | 自行店舗、自行ATM、提携ATM、Web、アプリなどで行う |
営業時間 | 24時間いつでも利用可能
|
店舗:平日9時〜15時(※例外あり) ATM:最長で24時間 提携ATM:最長で24時間 Web、アプリ:24時間
|
手数料 | ネットバンク以外の普通の銀行と比較して安い、もしくは無料 | ネットバンクと比べると比較的高い |
金利 | ネットバンク以外の普通銀行と比較して高い傾向 | ネットバンクと比べると全体的に低い傾向 |
サポートの手厚さ | Q&Aサイトや電話、チャットによるサポートなど | 実店舗で相談でき、電話サポートも用意されている |
メリット | 手数料などコストの安さと24時間いつでも利用できる利便性、ネットバンクならではの金利商品など | 実店舗を有しているため、直接行員に相談することで、個別に柔軟な提案を受けることができる |
3. ネットバンクを選ぶときのポイント
ネットバンクと普通銀行の違いを比較表にすると、両者には違いがあることが分かります。ネットバンクの特徴を理解した上で利用したいと考えた場合、数あるネットバンクから自分に合った銀行を選ぶには、どんなポイントに注目するべきなのでしょうか。ここではネットバンクを選ぶ際に注目したい、4つのポイントを解説します。
①近くに利用できるATMがあるか
ネットバンクでお金の出し入れをする際の手段は、それぞれのネットバンクが提携しているATMがメインになります。そのため、自宅や職場など生活圏内に利用可能なATMがあることは必須ポイントです。加えて、ATMの利用手数料にも慎重になるべきでしょう。近くにATMがあっても、手数料が高いと入出金をするたびにコストがかさんでしまいます。条件によってはATM手数料が無料になるネットバンクや、所定の回数まで無料になる銀行もあるので、無料になる条件や回数についても有利なネットバンクを選ぶべきです。
②引落口座に設定できるか
「メインバンク」として利用する場合、光熱費や携帯電話料金、クレジットカードの引き落としなど、毎月発生する料金の引落口座に設定できることも重要なポイントです。引落口座に設定できる請求元の一覧を、各ネットバンクが公開しているので、引落口座に設定したい請求元が含まれているかをチェックしましょう。
③取引画面や管理アプリが使いやすいデザイン設計になっているか
ネットバンクにとって、インターネット取引画面や口座管理アプリの画面は「店舗」のようなものです。日常的に使うものだけに、見やすさ、使いやすさ、分かりやすさはとても重要です。その操作性も含めて、見やすさや、使いやすさ、分かりやすさを重視してネットバンクを選びましょう。
もし口座開設前に確認するのが難しい場合はそれらサービスの評価等を参考にしてみてはいかがでしょうか。
④サポート体制は充実しているか
先ほどの比較表にもあったように、ネットバンクには実店舗がほとんどないため、対面で相談できる窓口がありません。その代わりに電話やチャットなどでサポートを提供しているネットバンクが多く、各種問い合わせや相談などに対応しています。大切なお金を管理する銀行口座だけに、サポート体制が充実しているかどうかも重要なチェックポイントです。
4. ネットバンクはこんな人におすすめ!
ネットバンクのサービスと、ネットバンク以外の普通銀行がインターネットバンキングとして提供しているサービスには、それほど大きな違いがないように思えます。しかし、実際には金利や手数料、銀行との付き合い方などにおいて大きな違いがあります。これらの違いを踏まえて、「ネットバンクにおすすめな人」を3つのポイントで解説します。
①金利や手数料などを優先して、サービスを利用したい
ネットバンクは実店舗がほとんどないため人件費などの経営コストが安く、その分を手数料や金利などの形で利用者に還元しています。そのためATMや振り込みなどの手数料がネットバンク以外の普通銀行と比べて安価な傾向であり、またネットバンクならではの有利な条件の金融商品が用意されていることが多いです。銀行に求めるサービスとして、手数料や金利が有利であることを優先したい方は、ネットバンクをおすすめします。
②サービスをスマートに利用したい
ネットバンクには実店舗がほとんどなく、このことをデメリットと感じる人もいるでしょう。その一方で、窓口や相談スタッフなどとのコミュニケーションが、むしろ面倒だと感じる人もいらっしゃるかと思います。必要なサービスさえ利用できれば、特にコミュニケーションは必要ないと考えている方は、ネットバンクのサービスが合っているかもしれません。
③店舗に行く手間や時間を省きたい
いつでもどこでもパソコンやスマホなどのネット環境があれば取引できるのは、ネットバンクが持つメリットの一つです。通勤や通学の合間などでも銀行取引が可能なので、忙しい方や店舗までの移動時間、待ち時間が煩わしいと感じる方もネットバンク向きです。忙しくて普通銀行が営業している昼間の時間帯に銀行へ行くことが難しいという方も、24時間いつでも利用可能なネットバンクなら問題を解決できます。
5. まとめ
本記事では、ネットバンクとネットバンク以外の普通銀行の違いについて解説しました。先述しましたがそれぞれのメリットは以下のようになります。
ネットバンク | ネットバンク以外の普通銀行 |
---|---|
手数料などコストの安さと24時間いつでも利用できる利便性、ネットバンクならではの金利 | 実店舗を有しているため、直接行員に相談して個別に柔軟な提案を受けることができる |
どちらか一方を選ぶのは難しいと感じる方が多いかもしれません。「ネットバンクとネットバンク以外の普通銀行、両方のメリットを併せ持った銀行があれば理想的」と感じている方には、両方のメリットを併せ持っているハイブリッド型の銀行がおすすめです。
東京スター銀行は手数料や金利、営業時間などの面でネットバンク並みのサービスを提供している一方で、実店舗を有する「普通銀行」としての一面も併せ持つハイブリッド型銀行です。相続や資産運用といったマネープランに関する相談を希望する方のための各種サービスが充実していることも、ハイブリッド型銀行ならではのサービス品質です。初めてネットバンクを利用したいとお考えの方や、ネットバンクのサービスだけでは不安だと感じている方は、銀行サービスの「いいとこどり」ができる東京スター銀行のご利用をご検討いただいてみてはいかがでしょうか。
以上
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