用語集
フィデューシャリー・デューティー(ふぃでゅーしゃりー・でゅーてぃー)
フィデューシャリー・デューティーとは、主に金融業界で使われる概念で、資産運用業務に従事する金融機関が金融商品購入者にに対して負う責任のことです。
金融庁は金融機関に対してフィデューシャリー・デューティーを実現するよう求めています。
顧客本位の業務運営に関する原則
金融庁は、顧客本位の業務運営に関する原則に盛り込むべき事項として、以下の項目をあげています。
- 1顧客本位の業務運営に係る方針の策定・公表等
- 2顧客の最善の利益の追求
- 3利益相反の適切な管理
- 4手数料等の明確化
- 5重要な情報の分かりやすい提供
- 6顧客にふさわしいサービスの提供
- 7従業員に対する適切な動機づけの枠組み等
金融機関が本原則を採択する場合には、顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針を策定し、当該方針に基づいて業務運営を行うことが求められています。一部の原則を実施しない場合は、その理由等を説明することが求められます。