用語集

法定代理人(ほうていだいりにん)

法定代理人とは、法律により代理権を有することを定められた者のことを言い、具体的には以下があります。

  • 親権者

    本人が未成年の場合、本人に代わって身分上及び財産上の監督保護・教育を内容とする権利義務を有する方です。

  • 未成年後見人

    本人が未成年の場合で、親権者がいないとき、または、親権者が管理権(財産に関する権限)を有しないときに後見となる方です。

  • 成年後見人

    本人が成年被後見人の場合で、本人に代わって法律行為を行う方、又は本人による法律行為を補助する方です。

その他にも、「不在者財産管理人」や「相続財産管理人」などがあります。

任意代理人との違い

法定代理人は、法律により代理権を有することを定められた者であるのに対して、「任意代理人」は本人の意思に基づいて決められた者で、法定代理人以外の代理人を言います。
また、遺産分割協議で親権者と未成年者との利益が相反する場合など、法定代理人が代理人になれない際は、当事者と利害関係のない第三者を「特別代理人」として選任する場合があります。