用語集
シンジケート・ローン(しんじけーと・ろーん)
シンジケート・ローンとは、複数の金融機関がシンジケート団を組成して一つの大規模な融資を同一条件で行うことをいいます。 シンジケートローンは、「直接金融」の市場性と「間接金融」の柔軟性を併せ持った「市場型間接金融」と呼ばれる資金調達手法となっています。
借り手は多額の資金調達が可能となり、社債と比較して柔軟な取引条件が設定できます。一方で、融資利息とは別に、シンジケート団の組成や案件の取りまとめを行う「アレンジャー」や、契約期間中の事務等を行う「エージェント」に手数料を支払う必要があります。
途上国向け融資やM&A資金調達手段として海外で発展してきたが、日本でも2000年以降に規模が拡大傾向となっています。日本市場で資金調達をする海外企業等にも利用されており、「クロスボーダーシンジケートローン(ニンジャローン)」と呼ばれています。その中で円建て融資のものは「サムライローン」と呼ばれます。