海外現地法人から急に親子ローンを実行して欲しいと言われたら?
海外の現地法人から、資金調達のために「親子ローン」を求められることがあります。国内の親会社から、海外の子会社へ融資をする親子ローンの実行にあたっては、為替変動の影響を受けたり、送金のためのコストがかかるなど、さまざまなリスクがあり、慎重な対応が求められます。また、資金繰り表に記載の無い親子ローンを急に依頼してくるような場合には、現地法人の子会社で適正な資金管理が行われていない可能性もあり、注意が必要です。
海外の現地法人の資金管理では、グループ全体の資金を最大限効率的に利用することが理想ですが、これは各現地法人が適正な資金管理を実施していることが前提になります。特にアジア地域では通貨規制が厳しい国も多く、そうした場合には親子ローンを簡単に取り組めないケースも多く、各現地法人が現地で資金調達が出来る準備をしておくことは非常に重要です。
東京スター銀行では、CTBC Bankグループのネットワークを活かし、現地のグループ企業と連携を図りながら、融資などのサポートを行うことが可能です。また、海外の現地法人に対するクロスボーダーローンなども取り組んでいます。