借りる・返す

ローンを活用して人生の見通しを立てる

  • #ライフプラン

掲載日:2018年11月1日

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お金を借りることは悪いことではない

私たちの人生において、ローンが必要になるタイミングもありますが、心のゆとりを持って充実したライフプランをおくるためには、お金を借りるということをしっかり理解してご自分に最適なローンと付き合っていくことが重要です。
今回は、ローンを活用した人生の見通しの立て方をご紹介いたします。

1. お金を借りるということを考える

1.1 お金のやりくりは「遠くの親戚より近くの他人」

一般的に、お金を借りる行為を、「うしろめたいもの」と考えている人は意外と多いようです。
でも、お金を融通し合うことは身の回りでふつうに行われることでもあります。

昔は多くの会社が給料を現金で支給していました。その時代のドラマや漫画にはよく、給料を前借りするシーンが登場したりします。

あるいは子どもの頃に、欲しいものを早く手に入れたい、今しか売っていないものを手に入れたい、との気持ちからお小遣いを前借りした経験はありませんか。

大人になった今でも、生活をしている以上、お金のやりくりはそれなりに発生します。そんなときは、金融機関を上手に活用するといいかもしれません。

1.2 無借金経営は珍しい

ちなみに、企業はよくお金を借ります。
無借金の会社というと話題になるくらいですから、お金を借りることは普通の、ごく当たり前のことです。
銀行から借り入れたり、社債を発行して一般投資家からお金を集めたり、会社には資金が必要な場面がたくさんあります。

会社の資産状態がわかる貸借対照表を見ると、右側にその会社の「借金」が表示されています。流動負債が短期の借金で、固定負債が長期の借金です。

貸借対照表

これを一般家庭で示すと、流動負債がカードローン、固定負債が住宅ローンやオートローン、ということになります。

なぜ会社がお金を借りるかといえば、もちろん資金繰りのためもありますが、なにより会社をもっと大きく強く育てるためです。今あるお金の範囲でしか活動出来なかったら、事業が大きく育つのに何年も何十年もかかってしまうかもしれないのです。

そのまま小さな会社で終わってしまうかもしれない、ライバルに敗れて会社をたたむことになってしまうかもしれない。
そうなってからでは遅いので、借りて、稼いで、返す、このサイクルによって、成長を加速させている面があるのです。

個人に例えると、お金を借りて資格学校に通ったことで自身の成長を加速させ、将来何がもたらされるか、といった話に近いですね。

1.3 「貸す」と「借りる」の素敵な関係

そもそもお金というものは物々交換の代替手段として発展してきたものですが、時間を超えてニーズを交換できる優れた特性を備えています。

今ある物と、未来の努力を交換できるというのは素晴らしい発明です。
例えば、学力はあるのにお金がない、という場合に借りる手段として奨学金があります。

今の学力が「信用」です。
このまま能力が伸びれば将来きっと稼げるようになるだろう、との期待があるからお金を貸してくれるのです。
お金を得た学生は、学校に通い、将来に向けて頑張ります。

このように、信用には未来を切り拓く力があります。

一見、ドラマ性には欠けますが、無担保ローンというものは、金融機関があなたのことを「信用」してお金を貸し、借りたあなたが将来の成果につながる努力をする、という関係を築くことでもあるわけです。

  • 当行で年金(老齢年金、障害年金、遺族年金)を受け取られている方でスターワン口座円普通預金のお取引明細の摘要に「年金」と記載があることが条件となります。
    その他にも、適用には条件があります。詳細はご注意事項をご参照ください。

1.4 凸凹な支出と、平坦な収入、を調節する

収入というものは、時代によっては平坦だったり、少しずつ減ってしまったりする局面もあるでしょう。
でも、普通は努力してスキルが高まるほどに収入は増えます。

ところが人生の支出はそうはいきません。
新卒でいきなり社長に就任して、会社がずっと安泰でなら、結婚も出産も育児もマイホームも、お金がなくて困るということは少なくなるでしょう。

でも、現実の人生はそうはいきません。

若いうちほどお金がかかるのに、年を重ねて行かないと収入が増えにくい。
お金を借りるという制度がなかったら、今でも多くの人が、マイホームなど手に入れようとは思いもしなかったはずです。

住宅ローンがあるから、ならば今すぐに快適な生活空間を手に入れて、余裕のある生活をしながら、より頑張れる自分をつくりだし、頑張った自分がローンを返していく、そういう関係が作れるからこそ、マイホームが夢に終わらずに現実のものとなっているのです。

未来の余裕が、今の出費を支える、この関係を上手に築いていくことが、ローンの上手な利用法になるのです。

家計の支出の見直しについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

2. 多様なローンを活用する

2.1 いざというときのためにカードローンを味方につける

人生ではいつ何が起きるとも、どんなチャンスに巡り合うともわかりません。今すぐ何かを実行できたら、未来が大きく変わっていくかもしれません。

そんな時に強い味方を手元においておくことが、いざという時の助けになります。例えばよく聞くフレーズの、「今月は飲み会が多くて財布がピンチ」。

でもそれが、ただの飲み会ではない、意義のあるものだからこそ断れないのであれば、それは未来につながる出会いや繋がりなのでしょう。

そんなシーンでも、カードローンが活躍します。

提携ATMでどこでも使えたり、派遣社員やパートやアルバイトの方でも申込可能なカードローンが、今と未来を彩る可能性もあるでしょう。

カードローンについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

2.2 ご自宅をお持ちの方はこんなお金の借り方もできる

カードローン以外にもお金のやりくりに役立つものはあります。

たとえば、自宅はあるけれど、収入は年金のみ。自宅を相続する必要もなく、老後をゆっくり過ごしてはいるけれど、実はまだやりたいことがたくさんある。

健康なうちに世界を旅してみたい、新しい趣味を始めてみたい、ガーデニングに凝ってみたり、行きたかった美味しい店に食べに出かけたり、孫へのプレゼントや贈与、そうした大きな夢も小さな夢も、「リバースモーゲージ」が叶えてくれるかもしれません。

「リバースモーゲージ」という言葉を始めて耳にした方も多いかもしれません。

この商品は、ご自宅を担保にお金を借りる、というものです。ご自宅を、お墓に持って行くことはできません。であれば生きているうちにご自宅を活用してもっと豊かで充実した人生を送りましょう、という、アメリカではかなり前から馴染みのあるローンです。

頑張ってきた人生の最後のご褒美に、「リバースモーゲージ」は活用しがいがあります。

貯めるも、借りるも、上手に使えば人生はもっと充実したものになります。

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