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投資信託の初心者は、お金のあれこれを相談できる銀行で始めよう!

  • #資産運用
  • #投資信託

掲載日:2021年4月16日
最終更新日:2023年12月18日

新型コロナウイルスの世界的流行をきっかけに、身の回りの環境が変わったという方も多いことでしょう。大きな変化の様相を見せたのは私たちの生活だけでなく、株式市場も同様でした。先が見えない状況になったことや、株価が乱高下したこともあり、投資を検討された方も多かったようです。なかでも投資信託は、数ある投資商品の中でも、初心者の方でも始めやすい投資方法です。

この記事では、投資信託の基礎から、投資信託を銀行で始めるメリットをまとめて紹介していきます。

この記事は7分で読めます!

1. そもそも投資信託とは、どんな金融商品?

投資信託は、投資商品のなかでもよく見聞きする言葉ですが、一体どんなものなのでしょうか?簡単にいうと、たくさんの投資家から集めたお金を、専門家が運用し、その成果を投資家に還元するという金融商品です。

つまり、株式投資のように〇〇社の株式を自分で選び、自分のタイミングで売買することで利益を出すのではなく、それをプロに任せて出た利益をシェアしてもらうというタイプの投資商品です(もちろん、運用結果次第では元本割れを起こす可能性もあります)。以下のポイントを抑えることで、全体像が見えてくるのではないでしょうか。

ポイント① 投資信託は種類(銘柄)が豊富
投資信託は、およそ6,000ほどの種類(銘柄)があります。それぞれ、投資対象や投資手法、運用にかかるコストなどが異なります。運用自体はプロに一任するので、投資家自身は何もしなくてよいのですが、最初の「どの投資信託を選ぶか」という銘柄選びは、投資家自身がしなければいけません。投資信託の種類はとても多く、自身が目指す利益水準や、許容できるリスクに合った銘柄を選ぶのは大変です。そのようなときは、銀行をはじめとしたお金の専門家に相談するのが、初心者に適した始め方だといえるのです。
ポイント② 少額スタート可能なので始めやすい
ほとんどのファンドは1万円から購入することができます。株式投資などは投資家個人が特定の株式を購入する必要があるため比較的多額の資金が必要になる場合が多いですが、投資信託の場合は複数の投資家からお金を集めて運用するため、比較的少額から始めることが可能です。
ポイント③ 自分に合った投資のスタイルを選べる

投資対象は、国内外の債券・株式・不動産・商品など、さまざまです。主なものでは、債券に投資する「債券型」、株式に投資する「株式型」、不動産に投資する「REIT」、さまざまな資産へ複合して投資する「バランス型」があります。

また、運用方針は2種類に大別されます。「インデックス型」は、日経平均株価などの株価指数と同じ値動きをするような運用を目指します。「アクティブ型」は、株価指数などの動きを上回る成果を追求します。インデックス型は運用手法がシンプルであるためコストが低く、アクティブ型は運用の手間がかかることからコストが高い傾向があります。投資家は自分の求める運用方針、投資対象、コスト水準に応じたファンドを選んで投資することができるのも投資信託の魅力です。

2. 銀行で投資信託を始める2つのメリット

投資信託は、銀行以外にも証券会社などで購入することができます。その中でも、特に銀行で始めるのが良いのは、なぜでしょうか?以下では、銀行で投資信託をはじめる2つのメリットをご紹介します。

  1. 1資金を別の口座に移動させず売買できる

    普段、給与振込に利用している口座が、あらゆるお金に関する行動の中心となっている方も多いでしょう。銀行からお金を移動することは、意外に面倒なことですよね。投資信託を始める場合は、専用の口座に資金を移動させる必要があります。もし給与振込口座を持つ銀行とは別の金融機関で投資信託を売買するなら、その手間がかかります。一方、同じ銀行で投資信託を売買する場合は、その口座のまま売買することができるので、資金移動の手間やそれに伴う手数料がかかりません。

  2. 2総合的な資産運用の相談に乗ってくれる

    前述の通り、投資信託には6,000ほどの種類があります。その中から自分の目的や意向に合ったファンドを選び抜くのは、個人の力では難しいといえますよね。その点、銀行に相談すれば、さまざまな要素を加味した上で、最適なファンドを提案してくれます。また、投資とは別に、ライフステージに合わせて、保険やローンなどの相談もできるのが頼もしいポイントです。

3. 初心者が証券会社で投資信託を始める際に気を付けたいポイント

投資信託といえば証券会社、というイメージを持つ人が多いかもしれません。もちろん、投資のプロである証券会社は頼もしい存在ですが、それゆえに初心者向けではないといえる側面もあります。

  1. 1資金移動ができない

    預金のある銀行口座から、証券会社の口座に資金を移動させる必要があります。なんてことはない一手間ではありますが、それが心理的ハードルになることもあるものですよね。投資に積極的になれない、といった心理状態になってしまうことがあるかもしれません。

  2. 2提案が投資関連に寄りすぎる可能性がある

    証券会社は豊富な金融商品を扱っているため、さまざまな選択肢があります。一方で、いわゆる保険やローンといった金融商品は守備範囲ではありません。そのため、銀行と比べるとお金にまつわる様々な悩みに対して総合的な解決手段を提供できない場合があります。

銀行で投資信託をするメリット 証券会社で投資信託をするデメリット
資金移動 資金を移動させず銀行内で売買できる 売買には銀行から証券会社口座へ資金移動が必要
資金移動 投資だけでなくお金にまつわる総合的な相談に乗ってくれる 投資関連に寄っており、総合的な資産のコンサルティングが苦手

4. 東京スター銀行で投資信託を始めよう

ここまで、投資信託を銀行で始めるメリットを解説してきましたが、東京スター銀行でもさまざまな投資信託を取り扱っています。また積立投資も可能であり、さまざまなスタイルでの運用が可能です。

投資信託

4-1. 投資信託の種類

債券型(国内債券、海外債券)、株式型(国内株式、海外株式)、バランス型、REIT・その他といった数多くのファンドを取り扱っています。

なかでも、購入時の手数料が無料で保有時に発生する管理コストも抑えられた「eMAXIS Slim※」シリーズのような初心者でも安心のファンドも多数取り扱っております。全商品は、下記ページよりご確認いただけます。

4-2. 初心者におすすめの積立投資

初心者におすすめの投資方法として、毎月一定の金額を積み立てる積立投資や、つみたて投資枠がおすすめです。一度にまとまった金額で購入する投資と比較して、コツコツと長期的に取り組む投資はリスクを抑えた運用ができます。長期にわたる積立型の投資は、初心者でも成功しやすい投資手法だといわれています。

<つみたて投資枠とは>
つみたて投資枠とは、少額からの投資を支援するための税制優遇制度(非課税制度)です。毎年120万円までの投資で得られた利益が、無期限で非課税となります。また、つみたて投資枠の対象となる金融商品は、金融庁による基準をクリアした投資信託とETF(上場投資信託)であることも特徴です。

【NISAご利用にあたってのご留意事項】

  • NISA口座の開設にあたっては、東京スター銀行で「投資信託口座」が必要となります。
  • NISA口座はすべての金融機関を通じて同一年において、お一人さまにつき1口座のみとなります。
  • NISA口座のご利用は、成人年齢以上(その年の1月1日時点)の個人のお客さまに限られ、マイナンバーの提供が必要です。
  • 年間投資枠(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円)と非課税保有限度額(成長投資枠・つみたて投資枠合わせて 1,800万円/うち成長投資枠1,200万円)の範囲で買い付けが可能で、売却した投資信託の取得価額(簿価)部分は、売却した翌年以降、 年間投資枠の範囲内で再利用することが可能です。
  • 現在、保有している投資信託等をNISA口座へ移管することはできません。NISA口座で保有する投資信託等を非課税扱いのまま他金融機関へ移管することはできません。
  • NISA口座と他の口座との損益通算はできません。また、損失の繰越控除もできません。
  • 当行のNISA口座において購入することができる金融商品は、税法上の「株式投資信託」で、うち成長投資枠では安定的な資産形成に適した投資信託、つみたて投資枠では長期の積立・分散投資に適した投資信託です。

5. まとめ

投資信託は、運用のプロに任せる投資です。さまざまな種類がある中で、銀行に相談することによって、自分の生活環境や意向に合った投資信託を探すことができるでしょう。銀行での投資信託は、その他の金融機関に比べて、面倒な手順を踏まずに始めることができるのが魅力です。投資信託に興味を持ったなら、ぜひ銀行に相談してみてはいかがでしょうか。

(基準日:2023年12月18日)

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