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カードローン審査で重視される5つのポイント

  • #カードローン

掲載日:2022年8月29日

カードローンを利用したいとお考えの方にとって、カードローンの審査はとても気になるポイントでしょう。審査を通じてカードローンを利用することになりますが、審査についての基本的な情報は公開されていません。そこで当記事では、カードローンの審査について、どのような審査をしているのかといった基本から、必要書類や審査で重要視されるポイントついて解説します。

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1. どのカードローンにも審査はある?

結論から述べると、どのカードローンにも必ず審査があります。
その理由は、申し込みをしてきた人に返済能力があるかどうかを確認するためです。

カードローンを提供している金融機関がどんな基準で審査しているのかは各社で異なり、かつ具体的な内容は明かされていません。そのため、特定のカードローンの審査が他に比べて通りやすい、といったことは一概にはいえない部分があります。

ただし、あくまでお金を借りた人が無理なく返済をすることができ、お金を借りることで逆に生活が苦しくならないようにするために審査というプロセスを設けているので、自分の収入から無理なく返済できる範囲で申込みをする必要があります。なお、東京スター銀行のカードローン「スターカードローンα」では契約日から30日間の無利息期間や、1秒診断など利用者目線のサービスを提供しています。初めてカードローンを利用する方におすすめです。

カードローンについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

2. カードローンの審査に必要な情報や書類

カードローンの審査には、申込者の詳細な情報が必要です。氏名や生年月日といった個人情報だけではなく、年収や他社借入状況などお金に関する部分の情報も必要となります。申し込み時には以下の情報を入力(記入)する必要があるので、事前に準備しておくとスムーズでしょう。

  • 氏名/個人番号/生年月日/住所/電話番号等の個人情報
  • 年収
  • 他社借入状況
  • 希望利用額(返済可能な範囲)

これらはカードローン各社に共通することの多い項目です。そして必要書類としては、以下のものが必要になります。

  • 本人確認資料(免許証等)
  • 収入証明書(借入状況や希望金額によっては不要)
審査には正確な情報を記入しよう

上述の通り、カードローンの申し込みには、詳細な情報が必要です。金融機関からすると、多くの情報に基づいて返済能力があるかを判断し、お金を融資します。

必須情報の中には、年収など具体的な金額を求められる項目があります。これらはきわめて重要な情報なので、正確に入力しましょう。審査を有利にしたいがために、年収を多めに記入したり他社借入状況を少なめに記入したりしても、それが事実と異なることが判明した場合は、虚偽の記載があるとして審査に通らなくなってしまいます。

3. カードローンの審査で重要な5つのポイント

カードローンの審査では何をどのような目的で審査されているのか、以下に5つのポイントをまとめました。カードローンを検討されている方は、これらのポイントについて事前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

  1. 1総量規制に該当していないか

    総量規制とは、利用者を保護するために設けられた貸金業法のルールで、多重債務を防止することが目的です。カードローンやキャッシングなどのすべての借入額の合計が年収に対して3分の1の上限を超えないようにする規制です。

    ただし、この総量規制は消費者金融を対象にしたものです。銀行のカードローンは貸金業法の適用を受けていないため、この限りではありません。とはいえ、この総量規制に該当する場合は、審査が厳しくなると考えておいた方が良いでしょう。

  2. 2返済能力はあるか(返済額と収入のバランスは良いか)

    申込額を満額借り入れたとして、現在の収入で無理なく返済することができるかという点も重要な審査項目です。収入と返済額のバランスが悪いと、返済不能になるリスクが高まるため、入念に審査される項目です。

  3. 3過去に支払い延滞をしていないか

    過去にカードローンやキャッシング、クレジットカードの利用代金で支払いの延滞がないかどうかも、審査に影響を及ぼします。うっかり忘れ程度の短期延滞でも確認の対象となり、2カ月以上の延滞や法的な債務整理をしたことなどは審査に大きな影響を及ぼします。

  4. 4複数社から借り入れをしていないか

    他社借入状況については申込時に自己申告しますが、同時に金融機関も信用情報機関に照会をかけて調査します。複数社からの借り入れが審査に通らない直接の原因にはなりませんが、合計金額が総量規制に該当している、もしくは新たな借り入れをすると返済が苦しくなると見なされやすくなります。

  5. 5同時に複数社への申し込みをしていないか

    何としてもお金を借りたい一心で、複数のカードローンに対して同時に申し込みするのは、審査に対しては逆効果です。他社に申し込みをしていることも信用情報機関で調べられる仕組みになっているため、それは審査時に明らかになります。複数社に申し込みをしていることは、それだけお金に困っていると解釈されてしまいます。仮に他社で審査に通ると利用枠の分だけ借り入れが可能になるので、これが他社借り入れとして算入されます。いずれにしても審査には不利になるので、「どこか1社でも通れば」との思いで複数社に同時申し込みするのは得策ではありません。

ローンを組むことに不安を感じている方は、以下の記事を参考にしてください。

4. 東京スター銀行の審査の流れ

東京スター銀行のカードローンは、以下の3つのステップで審査を申し込み、手続きを完了することができます。ここでは、インターネットでの申し込みから利用手続き完了までの流れを解説します。

ステップ 1
@専用フォームから仮審査の申し込み
ステップ 2
A本審査と本人確認
ステップ 3
B手続き完了、利用開始
@専用フォームから仮審査の申し込み
東京スター銀行のホームページ内「カードローン(スターカードローンα)」にあるボタンから仮審査を申し込みます。仮審査では氏名や住所などの情報、勤務先や収入、他社借入に関する情報を入力します。審査内容によっては、自宅や勤務先に電話による確認が入ることもあります(その場合は東京スター銀行ではなく個人名で電話が入ります)。
A本審査と本人確認
仮審査の結果が通知され、審査通過となった場合は、本審査に進みます。本審査は、電話による本人確認と、ご本人さま確認書類・年収確認書類をを提出することで、手続きが進みます。必要書類の提出は、画像ファイルのアップロードで完了することができます。
  • 本審査の申し込みにはスターワン口座の開設が必要です。詳しくはこちらよりご確認ください。
B手続き完了、利用開始
手続きが完了すると、ローンカードと暗証番号が記載された案内ハガキが転送不要郵便で郵送されます。これらが揃ったら、提携ATMで利用が可能になります。

5. まとめ

カードローンの審査内容が明かされていないことから「これをすれば審査に通る」という方法を提示することはできません。しかし、必要情報を正確に記入する、無理のない範囲に借入額を設定する、複数に同時で借入の申し込みをしないなど、できるだけ金融機関がスムーズに審査を行える状態をつくりましょう。

なお、すでに複数社に借り入れがあって返済額を軽減したい、返済日をまとめたいという方には「おまとめローン」という選択肢もあります。東京スター銀行の「おまとめローン」を利用できるかどうかについて、簡易診断ができる1秒診断サービスもあるので、まずはご自身が利用できるかどうかをチェックしてみてはいかがでしょうか。

【ライター情報】
蛯沢 路彦

早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務などを経て独立後、月刊誌「FX攻略.com」の編集長、その版元の株式会社Wa plus代表取締役を務める。退任後、マネー誌やウェブメディアにおいて、金融・経済の分野を中心に執筆活動を続ける。2020年11月、株式会社イノベクションを創業。

早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務などを経て独立後、月刊誌「FX攻略.com」の編集長、その版元の株式会社Wa plus代表取締役を務める。退任後、マネー誌やウェブメディアにおいて、金融・経済の分野を中心に執筆活動を続ける。2020年11月、株式会社イノベクションを創業。

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