用語集
信託受益権(しんたくじゅえきけん)
信託受益権とは、信託契約に基づいて発生する権利の一つで、信託財産から生じる利益(収益)や、その財産そのものを受け取る権利のことを指します。信託契約において、信託財産の所有権は受託者(信託を運用・管理する者)が持ちますが、実際の利益を受け取る権利は受益者(信託受益権者)に帰属します。
信託受益権には、不動産を信託財産とする不動産信託受益権、金銭や金融資産を信託財産とする金銭信託受益権、特定目的(例えば資産証券化)の信託財産を運用する特定目的信託受益権などの種類があります。信託受益権は譲渡可能な場合が多く、特に不動産信託受益権は、不動産取引の代替手段として活用されます。