用語集
信託報酬(しんたくほうしゅう)
信託報酬とは、投資信託を運用・管理してもらう際にかかる費用のことです。運用管理費用とも呼ばれます。投資信託を保有している間、投資家が負担するコストであり、信託財産の基準価額の中から自動的に日々支払われますので、別途の支払いが必要なわけではありません。
投資信託を購入する際、投資家が負担する主な費用には、購入時手数料、信託報酬(運用管理費用)、および信託財産留保額があります。
信託報酬は、運用会社、販売会社、信託銀行などに支払われるもので、一般的には年率で表示されます。信託報酬の平均的な相場は、信託報酬の純資産総額に対して年率0.5%〜2.0%程度です。
また、投資信託の種類によっても信託報酬の目安は異なります。一般的に、特定の株価指数(インデックス)に連動するインデックスファンドは、銘柄選定など、運用に係る費用が小さいことなどから、信託報酬は低く抑えられることが多くなっています。一方、特定の指数を上回る運用成績を目指すアクティブファンドでは、ファンドマネージャーやアナリストが積極的に銘柄を選定し、定期的に組入銘柄を入れ替えるため、信託報酬が高くなる傾向があります。