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デリバティブ(派生商品)(でりばてぃぶ(はせいしょうひん))

デリバティブとは、資金の運用方法の一つで、「金融派生商品」と訳されます。元になる金融商品が存在するために、「デリバティブ=派生」という言葉が用いられています。株式、債券、外国為替、コモディティ(貴金属、石油)などの原資産を基に開発された金融商品で、原資産の価格変動に基づいて価値が決まります。
デリバティブは、リスク管理や投機、価格の発見、ポートフォリオの多様化など、さまざまな目的で利用されます。

主なデリバティブの取引形態には以下のものがあります。

  • 先物取引:将来の特定の日に特定の価格で資産を売買する契約。
  • オプション取引:特定の価格で資産を売買する権利を取引する契約。
  • スワップ取引:異なる金利や通貨を交換する契約。

近年、伝統的な金融派生商品だけではなく、冷夏、暖冬などの気候変動による企業の減収を補償する天候デリバティブなども増えています。

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