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協調介入(きょうちょうかいにゅう)

協調介入とは、為替相場の急激な変動を抑えるために、複数の国の通貨当局(中央銀行)が合意して、それぞれの市場に介入することを指します。これにより、為替レートを安定させ、世界経済の混乱を防ぐことが目的です。

例えば、1985年のプラザ合意では、アメリカのドル高を是正するために、G5が協調してドル売り介入を行いました。また、2011年の東日本大震災後には、急激な円高を抑えるためにG7が協調介入を実施しました。

協調介入は、単独介入に比べて効果が大きいとされていますが、各国の利害が一致しない場合は実施が難しい場合もあります。

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