東京スター 子ども応援プロジェクト

東京スター 子ども応援プロジェクト

「子どもの貧困」においては、単純な経済的困窮だけでなく、さまざまな問題を同時に抱えているために、次世代への貧困の連鎖が大きな問題となっています。当行では、子どもの貧困解決のため、「東京スター 子ども応援プロジェクト」として3つの施策を推進しています。

社会的養護施設出身者等への金融教育

東京スター銀行では、子ども・若者に金融教育を行うことは、子どもの貧困の連鎖の防止にも役立つと考え、貧困家庭の支援をしているNPOなどと連携し、社会的養護施設や里親家庭で生活する高校生向けに、自立に必要な知識やスキルの一つである金融リテラシーの向上および習得を支援するための金融教育「お金のスタートレーニング」を実施しています。お金の管理から投資に関する知識までを学べるオンライン講座で、ワークブックを使った双方向コミュニケーションや、自分が就きたい職業について調べてレポートを提出する課題を設定するなど、受講者が知識を自分ごととして身につけやすい枠組みにしています。

シングルマザーのための就労支援

日本のシングルマザーは、就労率が約86.3%と他国と比べて高い水準にあるにも関わらず、雇用形態や収入の男女格差などの影響もあり、就労収入が低いことが課題とされています。

東京スター銀行では、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと連携し、シングルマザーの方のキャリアを応援する就労支援講座を実施しています。

本講座では、ビジネスマナー・キャリアの棚卸しなどのキャリアアップ講座に加え、ライフプラン・教育費などシングルマザーとしての生活で必要な生活知識の講座もあわせて提供しています。また、2021年からオンライン講座に切り替えたことで、全国各地から受講可能となり、就労支援が少ない地域の方からの応募も増加しています。

当行は、シングルマザーの方がより安定した職業生活と家庭生活を送り、お子さまと安心して生活ができるよう、シングルマザーのキャリアアップを応援していきます。

  • 厚生労働省 「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」

子ども食堂への活動資金支援

子どもの貧困への関心が各地で高まる中、地域の親子に食事を無料または低価格で提供し、温かい居場所づくり・交流拠点づくりを推進する子ども食堂が全国で広がっています。

東京スター銀行では、子どもたちの成長環境が温かく、豊かなものになるように、子ども食堂の活動を支援しています。子ども食堂のそれぞれのニーズに合わせて、支援金の使途を食材費などに限定せず、さまざまな使途でお使いいただける仕組みとしています。

当行は、子どもたちを支える子ども食堂が地域にしっかりと定着し、さらに多くの子どもを支援し展開していけるよう、今後も子ども食堂の取り組みを応援していきます。

子ども食堂「安心・安全プログラム」の実施

2021年から、子ども食堂が安全に運営できるよう実施団体のコンプライアンスを支援する「安心・安全プログラム」を提供しています。子ども食堂では子ども、職員・スタッフだけでなく、ボランティアや保護者、地域の方々など多くの人々が関わります。
今後、食堂が大きくなり、また全国で広がる中で、一定のコンプライアンスの基準を満たし、子どもを中心とした安心・安全を守ることが必要と考え、金融機関の強みであるコンプライアンス強化を各団体の状況に合わせて実行できるプログラムにしました。

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