用語集
スイッチング(すいっちんぐ)
スイッチングとは、保有している金融商品を売却し、別の金融商品を購入することで入れ替えることです。通常は同一の商品で、その商品に組み込まれている金融商品を乗り換える際に用います。同一投資信託の為替差損をなるべく回避できる為替ヘッジをかけたり、もしくは外したりする場合、あるいは決算周期の異なるタイプへ乗り換える場合によく使われます。
スイッチングは、通常の「投資信託の売却、その売却金で新しい投資信託を買い付け」という取引と違って、売買は1セットとされており1注文扱いとなります。売却と購入を同時に行えるため、タイミングを逃すことなく投資信託の運用ができるメリットがあります。なお、投資信託の売買時は手数料がかかることが一般的ですが、スイッチングでは手数料が通常の売買よりも低めに設定、もしくは無料となっていることが多いです。ただし、投資信託解約時に投資家が支払う「信託財産留保額」は原則必要となりますので、頻繁にスイッチングをすると資産自体の減少を招く可能性があります。
iDeco(個人型確定拠出年金)でもスイッチングが利用可能となっています。